犯罪者の言い訳 |
| 取引先からパソコン550台詐取、○○製菓の元社員逮捕(読売新聞) 取引先からパソコン約550台(約1億5300万円相当)をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は20日、東証1部上場の「○○製菓」(東京都)の元生物産業事業本部動薬飼料部開発グループ長(課長級)、○○容疑者(47)を詐欺容疑で逮捕した。 容疑者は、他の取引先数社からも同じ手口で数千万円分のパソコンをだまし取っており、同課は、被害総額が2億円近くに上るとみて調べている。 調べに対し、「消費者金融への返済や競馬に使った」と供述しているという。(抜粋) これは酷い。それにしても多少は消費者金融の返済に使ったのかもしれないが、いくらなんでも2億も返済に使うわけがない。この社員の年収がいくらだったのかは知らないが、借入総額は多く見積もっても6〜700万程度(がんばって1000万?)と考えられるので、不正で得た金を返済にまわせば即完済することが出来ただろうから、大半を競馬につぎ込んでいたと思われる。出来るなら2億の使用内訳を書いてもらいたいくらいだ。 しかしこの手の犯罪もクレサラ撲滅団体の手にかかれば「借りたことを忘れるために競馬にのめり込んだ挙句、犯罪に手を染めたかわいそうな高金利の被害者。」などということになりかねないところが恐ろしい(笑) まあ、この犯罪をどう解釈するかは、人の勝手なので何とでも解釈してもらって構わないが、今回言いたいのは、最近は必ずと言っていいほど金絡みの犯罪とセットで記事にされる容疑者の供述「消費者金融の返済に使った」についてである。 容疑者がそう供述すればありのまま記事にせざるを得ないのかもしれないし、それが事実だとすればしょうがないと言えばその通りであるのだが、この類の記事は読みようによっては「消費者金融利用者 = 犯罪者予備軍」という読み方が出来なくもないというところが問題だと思うのである。 「消費者金融で借りていたから犯罪者になった」という可能性と「消費者金融で借りていなくても犯罪者になった」という可能性。ふたつの可能性が考えられると思うのだが、どうも前者のようなニュアンスで記事にされていることが多いような気がする。 そうなると、やむを得ず利用して真面目に返済している方まで「消費者金融利用者=犯罪者予備軍」に当てはめられてしまい。特に企業などは、消費者金融で金を借りている人間はいつ不正を働くか分からないから雇いたくない、消費者金融で金を借りている人間は今すぐクビにしたい。などの偏見を抱くようになると思うのである。 1000万人とも2000万人とも言われる消費者金融の利用者であるが、それだけ数がいれば中には犯罪に手を染める不届き者が出てくるのは当然であって、逆に利用していない者の犯罪だって多発しているだろう。消費者金融利用者というだけで偏見の目で見るのは間違いだ。 身の丈以上の金が欲しくてたまらない人間はあらゆる手段で金を手に入れようとするだろうから、金集めの選択肢の中に消費者金融から借りるという手段があるのも当然と言えば当然で、消費者金融から借りたばっかりに犯罪者に成り果てたというよりも、なるべくしてなってしまったという見方が正しいと思う。多分。 私自身が消費者金融に勤めているから気になりすぎているだけのかもしれないが、利用者の名誉のために言っておきたい、「消費者金融利用者 = 犯罪者予備軍」ではない。 応援クリックで頑張ります!→人気blogランキング |
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